お弟子さん達と共に芸の高みを目指し、日々精進しております。
小さなお子様からご年配の方まで、それぞれに合わせた指導を致します。
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正確には1年と6日・・・
先代が亡くなり、これからどうするべきかと悩んでいる時に他派の先生から「流派である以上、代表は必要」とアドバイスされた先代の奥様から私に一枚の紙が届いたのが去年の9月16日。
書面には私を宗家として認める・・・と書かれていました。
奉書や和紙などではなく、普通の便箋にペンで書かれた文字。
これはいかにも奥様らしい(^^
しかしそれは、それまでに私が手にした如何なる文章、書面よりも重く、そして価値ある一枚でした。
そこからの月日は本当に目まぐるしく、濃密でありながら、あっという間に過ぎ去っておりました。
この一年を振り返って、今だからこそ思えるのは己自身の変化です。
それは身体よりも頭や心を使うことが多くなっているということ。
一人の弟子であった時は、ただがむしゃらに動くことが全てでした。
しかし今は違います。
現に昨日も昼間は急に掛かってきた電話に(もちろん剣舞関係のこと)スケジュール帳と睨めっこし、夜は仕事の合間に「式見ふるさとまつり」で必要な演目の解説を考えていたり、ちょっと横になろうとしても頭の中ではいつの間にか振り付けを考えていたり・・・
剣舞に関わることの殆どが頭か心を使ってます。
私もまだ30代ですので、どちらかというと動いている方が楽なんでしょうけどね。
最初の一年は仕方ないとして、これからの新しい一年の自分自身の課題は、少しでも己に余裕を持てるようになり、動くことを増やす!・・・かな(^^
それに向けた状況としては、若干振付に手直しをする予定ですが、舞手、吟者、着付など全体的に考えてほぼ一応の完成に至ったと言えると思います。
・・・でも、まぁいろいろと余計な(かなり余計な)問題もあって、喜ばしいような・・・なんかしっくりこないような・・・
実に微妙な心境です。
愚痴はこの程度にして、実は今度の木曜、秋分の日は私の地元の神社で秋まつりがあり、個人的に参加予定になってます。
とはいえ、小さな町の小さな神社ですし、当然舞うスペースもかなり限られてますから、思いっきり!というわけにもいかず、おそらくは剣舞というもののお披露目程度ではないかと思っております。
で、そこに私の娘も参加させてみようと企んでおります(^^
もちろんまだ正式な弟子ではありませんので(・・というか、まだ1歳)剣舞を舞わせるわけにはいかず、道着に袴、鉢巻きに白帯という恰好だけ一人前にしてあげて、挨拶だけ一緒にやってみる予定です。
実現すれば親子の初共演(?)になります。
正確にはこの日は妻も吟者で出演しますので、親子3人の共演です。
・・・でもね、
・・・・で~も~ね~
・・・・予定じゃ
・・・雨なんだよね~
当流派の関係者へ業務連絡です。
当派は「舞」ですが、同時にそれ以上に「武」です。
その為に普段より「本気」のお稽古に臨んでいただいています。
お弟子さんたちにも何よりも己の誇りを大事にしてもらってます。
表現は「舞」ですが、心には「武」を宿して下さい。
当分の間、「舞踏」派ではなく、「武闘」派で参ります。
以上!
昨日は佐世保の日乃本流剣詩舞会主催の坂本竜馬フェスティバルに出演するためにハウステンボスまで行ってまいりました。
最近はお弟子さんを舞台に立たせることが最優先で、自分自身のことを省みる余裕などありませんでしたから、本当に久々の己の舞台でした。
今回は妻の勝仙を地吟として同行させました。
いったい何年ぶりのハウステンボスだろう・・・
到着したらすぐに送迎バスに乗り込み会場へ・・・
会場に着いたら受付を済ませ、すぐに着替えへ・・・
いつものことですが着替える場所は混雑します(--;
私も久々ですが、妻の勝仙はそれ以上に久々の舞台。
着いてからずっと緊張しっぱなしでした(^^
私はちょうど全体の中ごろの順番で、演目は「坂本竜馬を思う」。
ベタですね・・
ところで今回は、出演する私と妻だけが行きましたので、残念ながら誰も宴舞中の写真を撮る人が居ない(ただでさえ剣詩舞の舞台は撮影禁止が多いってのに・・)
ちなみに舞台はこんな感じ。
せっかくの夫婦共演です。
ここは私の精密なる描写力で、宴舞中の姿を写真以上のクオリティーでここに表現させましょう!
おりゃ~~~!
↓
どうでしょう?
ビシビシと会場の緊張感が伝わってきませんか?
そんなこんなで一応無事に出番も終わり、私としてはこの後の懇親会が一番大事です。
別に食事やお酒ではなく、まだ代表になったとはいえ私の持つ面識は実に薄弱です。 だからこそ多くの代表の先生方が集まるこういった場所は私にとって何より大切なんです。
お陰で以前よりお会いしたいと思っていた先生にも会え、御挨拶出来たので本当に有意義でした。
さて、これでまた一つ今年の舞台を終わらせました。
またいつものようにお弟子さんたちのことに思いを巡らす日々に戻ることにします(^^
本日お弟子さんの自宅に先日の「コロムビア全国剣詩舞コンクール 九州・四国・山口地区大会」の代表の証である襷が送られてきました。
ちょうど今日はお稽古の日で、お弟子さんのお母さんがわざわざ持ってきてくれました。
あれからやがて2ヶ月近くが経とうとし、ちょっと目先の浦上くんちで頭が一杯になっていたときだったので、この突然のサプライズは驚きと共にあの日の感動を蘇らせてくれる一服の清涼剤となりました。
お稽古だったのでお弟子さんは当然稽古着姿でしたが、せっかくなので肩から掛けて携帯のカメラでパチリ!
やはりとても嬉しそうです(^^
今回この時期に襷が送られてきたのは良いタイミングだったと思います。
改めて本人にはこの襷を掛けることのできる喜びと共に、そこに込められた責任や役目、事の重さというものを感じてくれればきっとここから決勝に向けて更に伸びてくれるはずです。
などという偉そうなことを言いながらも、今度は携帯のカメラなんかじゃなく1眼レフでちゃんとした写真撮ろう!・・なんてことばかり考えている私でした(^^;